自動車部品のサプライメーカーの異なるパソコンOSからのデータ移行

情報システム部門による移行パターン、タイプ1を紹介します。既存の社内ネットワーク環境での移行タイプです。

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■会社概要■

  • 全世界向けに自動車の部品を供給するサプライメーカー
  • 従業員数は45,100名
  • 世界35カ所に拠点
  • トラクター製造販売の会社の事例です。北米、欧州、アジアなどでグローバルに事業を展開しているトラクター製造会社です。

    ■課題■

  • 世界35カ所に拠点がある
  • パソコン環境は、拠点ごとに異なる
  • 移行が必要なパソコンは、3,200台
  • アプリは、数千種類
  • このメーカーの課題は、世界35カ国の拠点があり、パソコンの環境は、各国バラバラ、移行が必要なパソコンは、3,200台、使われているアプリは、何と数千種類もあるという状況です。マイクロソフトの移行ツールを使って移行作業を行うことを検討していましたが、マイクソフトの移行ツールは、アプリの移行をサポートしていないため、別の方法を探していました。

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    この課題を解決するため、世界各国の拠点の管理用のパソコンにファイナルパソコン引越しをインストールしました。そして、引越しのルール設定を行い、2,500台は新規のパソコンへの移行、700台はOSのみをアップグレードするというルール設定を行いました。

    次に、引越しソフトの実行ファイルと移行ルールを社内の共有サーバ上に置きます。新規パソコンへの移行は、古いパソコンと新しいパソコンから、共有サーバ上に置かれている引越しソフトを実行することで実行されます。このとき、管理パソコンで設定した移行ルールに従って、移行作業が行われるので、各従業員は、移行内容を意識しないでも、移行作業を実行することができます。

    これにより、数千種類の古いパソコンにインストールされたアプリを新しいパソコンに自動で移行することができました。また、ロータスノーツと設定環境も移行できました。

    次は、OSのアップグレード作業です。WindowsXPパソコン上で引越しソフトを起動します。すると、アップグレードアシスタント機能が実行され、移行データが共有サーバ上に保存されます。次にOSのインストールを実行し、OSをXPから7にアップグレードします。そして、再び、ファイナルパソコン引越しを起動し、共有サーバ上に保存したデータを戻しました。

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    結果としては、3,200台のパソコンの移行を11週間で完了し、9,500時間の手作業で行った場合に比べて、作業時間を削減し、約3億8,400万円のコスト削減に成功しました。