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ニュースリリース

News

2021年04月12日

ドローンフォレンジック®サービスの提供を開始~無人航空機時代に備えてデジタル証拠で事故を調査~

クラウドデータ、システムデータ、リーガルデータ、AIデータなどのデータアセットマネジメント事業を展開するAOSデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 春山 洋)は、無人航空機時代に備えてデジタルデータで証拠調査を行う「ドローンフォレンジック®」サービスの提供を開始いたします。
ドローンフォレンジックサイトイメージ

背景

2020年度の日本国内のドローンビジネスの市場規模は前年度比37%増の1932億円に拡大し、2025年度には6427億円(2019年度の約4.6倍)に達すると見込まれます。一方でドローンを禁止エリアで飛行させたなどとして、全国の警察が2019年に航空法違反容疑で摘発した事件は、111件(前年比29件増)とドローンの摘発が増えています。今後、急増することが予想されているドローンの利用に合わせて、ドローンが事故や犯罪に使われた場合にドローンのデジタルデータを調査して、証拠として活用するドローンフォレンジック®の需要が高まることが予想されます。米国では、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)がドローンフォレンジック®のためにドローンのタイプ別のフォレンジックイメージを公開しており、ドローンフォレンジック®調査を効率良く行えるように国家が支援しています。AOSデータは、2002年よりフォレンジックサービスの提供を開始、PC、携帯電話、スマホ、ドライブレコーダなどのフォレンジック調査を捜査機関や企業、弁護士の依頼を受けて実施し、国内のフォレンジック調査を牽引して参りました。今後は、ドローンフォレンジック®に注力し、ドローンに格納されているデジタルデータの復元・抽出・解析作業を行います。

ドローンに係る航空法違反の検挙事件数の推移グラフ
出典:「ドローンに係る航空法違反の検挙事件数の推移」(警察庁)
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/seikeikan/R02_seikatsukeizaijihan.pdf

ドローンフォレンジック調査とは

ドローンの普及が全世界で急速に進み、犯罪に悪用されるケースや事故の件数が増加しています。ドローンが、自動運転で運用されるケースも増えており、ドローンに関する事件が起こった場合に、事故の原因の特定や犯罪を立証するために、ドローンに関連するデジタル証拠の調査が必要になるケースが今後、増えていくことが予想されます。実際にドローンに対して、フォレンジック調査を行う場合には、高度な知識と専門性の高い技術が要求されます。AOSデータは、デジタルデータの証拠調査で警察機関、民間企業、弁護士などの依頼で数多くのデジタルデータの証拠調査を行ってきた実績があります。ドローンフォレンジック調査は、ドローンの中に格納されているデジタルデータを解析し、軌跡の分析、コントロールコマンドの解析、写真、動画、日時、速度、高度、移動方向、位置情報などのデジタルデータを取り出し、事件が行った前後にどのような状況であったかを解析し、証拠として抽出するサービスです。
ドローンフォレンジック調査イメージ

ドローンフォレンジックの調査事例

  • 空撮中の事故
    [事故の概要]
    空撮のためにドローンを飛行させていたところ、突然操作不能となり、隣接するマンションの壁衝突し、窓ガラスに傷を付け、網戸を損傷
    [原因調査]
    ドローンの操作ログを解析したところ、不適切な操作をしていたことが判明
  • 測量中の事故
    [事故の概要]
    測量のためにドローンの自動航行を実施したところ、隣接する樹木に衝突した
    [原因調査]
    ドローンの飛行経路の設定ログを解析したところ、離陸点より70mの高さで水平移動する設定としていたが、飛行場所が急勾配により、高低差が30m程度となり、樹木に衝突したことが判明
  • 農薬散布中の事故
    [事故の概要]
    農薬散布のためにドローンを飛行させていたところ、風に煽られスライドし、付近にいた人と車に接触し、墜落した。
    [原因調査]
    ドローンのログを解析したところ、着陸時に傾いて設置したため、着陸判定ができず、その時点でモーターを停止せずに姿勢制御を継続してしまった。設置した際にドローンを安定的に制御するために必要な電圧を下回っていたことが判明
ドローンの事故原因グラフ
出典:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/common/001342842.pdf

サービス概要

AOSのドローン関連情報および団体について

  • 日本ドローンサッカー連盟
    AOSグループは株式会社オートバックスセブン、株式会社オーイーシー、株式会社エー・ディー・イーなどとともに日本ドローンサッカー連盟を設立し、幹事会社として、ドローンサッカー®の普及を支援しております。ドローンサッカー®とは、球状のプラスチックフレームに覆われた専用ドローンボール®を使用し、5対5で戦う最新戦略型チームスポーツです。ドローンボール®を専用ケージ内のフィールド両サイドの空中に設置したリング状のゴールに入れることで、その得点を競う競技となります。ドローンサッカー®を通じて地域コミュニティーの活性化や青少年の健全な育成、バリアフリースポーツの導入と展開、浸透、そしてドローン操縦技術の向上を目的として活動しています。ドローンサッカー®に参加している学校、コミュニティ組織などの全国的なコミュニティを広げ、スリル満点のチーム競技を通じて、航空宇宙工学についての興味を刺激します。学生たちが競技に勝つために夢中になると、エンジニアリングやリーダシップについて短期間で学ぶようになり、ハンダ付けやプログラミング、モーター・プロペラ・スピードコントローラの選択や計算、飛行、姿勢制御などを没頭して、最終的には、ドローンの活用エリアを広げることにもつながります。

    ▼日本ドローンサッカー連盟
    https://japan-dronesoccer.com/
    ※ドローンサッカー®、ドローンサッカーボール®、Drone Soccer ®、その他のドローンフォレンジック®は日本国におけるAOSテクノロジーズ株式会社の登録商標または商標です

AOSデータ株式会社について

  • 名称:AOSデータ株式会社
  • 代表者:春山 洋
  • 設立:2015年4月
  • 所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町4F
  • 資本金:3億5,250万円
  • URL:https://www.aosdata.co.jp/

AOSデータ社は、データ管理技術で知的財産を守る活動を続けており、90万人を超えるお客様のデータをクラウドにお預かりするクラウドデータ事業、20年に渡り100万人以上のデータを無くしてしまったお客様のデータを復旧してきたデータ復旧事業、1100万人以上のお客様のデータ移行を支援してきたシステムデータ事業で数多くの実績を上げてきました。AOSデータ社は、データ移行、データバックアップ、データ復旧、データ消去など、データのライフサイクルに合わせたデータアセットマネジメント事業を展開し、BCNアワードのシステムメンテナンスソフト部門では、12年連続実売本数1位を獲得しています。今後は、捜査機関、弁護士事務所、大手企業に対して、証拠データの復元調査や証拠開示で数多くの事件の解決を支援してきたリーガルテック社が行ってきたリーガルデータ事業を統合し、一層、「データアセット マネジメント」ソリューションを通して、お客様のデータ資産を総合的に守り、活用できるようにご支援することで、社会に貢献して参ります。

お問い合わせ先

AOSデータ株式会社 https://www.aosdata.co.jp/
プレスお問い合わせ先:広報担当 西澤 Email: pr_data@aos.com
販社お問い合わせ先:リーガルデータ事業部 Email : fss@aos.com